所在地: テネシー州シェルビー郡
設計者: ロン·プリチャード
コースヤーデージ: 7,244ヤード
テネシー州メンフィス南部のゲートコミュニティ地域に広がる、TPC サウスウィンドはPGAツアー唯一のプライベートゴルフクラブだ。
TPC サウスウィンドにはバンカー94か所と河川·湖沼障害10か所があり、多くのプレイヤーから、PGAツアーでも難易度最高レベルのコースのひとつに挙げられている。コース設計者のロン·プリチャードは、既存の地形のニュアンスをわずかに取り入れた、難易度の高いコースを造ることを目指していた。その結果、バミューダ芝のグリーン、ゾイシアのフェアウェイ、多数の河川·湖沼が取り混ぜられた起伏の富んだコースが完成した。
このコースには曲がりくねったホールが多く、クラブの選択やティーの正確性が重視される「頭を使う」コースだ。『ゴルフ PGAツアー 2K23』では、難易度の高い本コースに挑むチャンスが提供されている。プレイヤーを興奮させ、困惑させる本コースは、何度もプレイしたくなるコースだ。
注目のホール: 11番 (165ヤード·パー3)
TPC サウスウィンドで特筆すべきホールのひとつが11番ホール·パー3だ。TPC ソーグラスの17番ホールの島型グリーンの縮小版といわれているが、独自の特色を備えている。このホールの狭いランディングエリアに到達するには、長いアイアンかウッドが必要だ。
河川·湖沼障害が、起伏のあるグリーン右側全体にあるので、回避策はない。たとえワンオンしても、パーを維持するには高難易度のパット2打を決める必要がある。
とりわけこのホールでは風が強いので、クラブの選択が極めて重要だ。PGAツアーで最高難易度のパー3といわれている。